ライオンの狛犬

業平橋」の駅から、途中水戸街道を横断して約600m歩くと「三囲神社」(みめぐりじんじゃ)があります。
文和年間(1352-56年)に創建された墨東の古刹で、七福神のうち、恵比寿と大黒の二神が祀られています。
狛犬や狐の像と一緒に並ぶライオンの像があります。そのわけは、三越の礎石もあります。ライオンの像は、三井グループの百貨店「三越」の前にあるライオン像と同じものです。

http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/history/list08.html

三井家(三越などの創業家)が江戸に進出して以来、三井家の守護神として崇敬を集め、三井家先祖をまつる顕名霊社や三井邸から移設した三角石鳥居が境内に安置してあります。

近江三井寺の僧源慶が東国を巡錫中、墨田川牛島のほとりの弘法大師建立になる、荒れはてた小堂に立ち寄った際、その床下より現れた壷をあけると、その中より忽然と白狐が現れ、壷の中の宇迦之御魂命の神像のまわりを、三度めぐっていずこともなく消え去ったので、爾今この社を「みめぐり」(三圍)とよばれるようになったと伝えられています。